■□ アンティークレースのお手入れとクリーニング □■

 

アンティークレースは長い時を経て、日本へやって来ました。
その時の流れによって、シミが付いていたり、変色したりしていることもあり、それがアンティークレースの良さとだったりもします。
勿論ものにより、
こちらでクリーニングを済ませてから、販売しているもの多くあります。

ただとても量が多いものや、一時期に沢山の入荷が有ったり、繊細なものなどと全てクリーニングが出来ない場合も御座います。(その場合は価格で調整しています。)
その場合お手元に届いてから、気になるようでしたら、お客様自身でクリーニングをして頂くこととなります。

クリーニングして送らせて頂いて、お客様からこんなお話を頂いたことが有ります。
『綺麗過ぎて、もっとアンティークらしいと思っていた・・・』など。
お客様によっては、クリーニングをされない方が良いと思われる事も有るようです。

ですがあまりに汚れているものについては、やはりそのままお売りすることも心苦しく、こちらで必要と感じたものについてはクリーニングをさせて頂いております。

そしてクリーニングしても気になることも有るかと思います。
長い年月の間に出来てしまったシミも、歴史の一つと感じて頂きけるのが一番なのですが。

そんなこともあり、こちらでは私が普段クリーニングにする方法を、ご案内いたします。
但し生地の状態により、クリーニングしない方が良いものも御座いますので、ご自身で判断して下さいね。

@漂白剤と洗剤をぬるま湯に入れて、20〜30分ほど漬け置きします。
(時々確認して、綺麗になっていたら、その時点で上げて下さい。)
A時間が経ったら、水でキレイに洗って 固く絞ります。 B濡れたままのものを、高温でアイロン掛けします。
その時に蒸気が出るアイロンは、蒸気を切って下さい。
レースがしっかり渇くまでアイロンを掛けます。
この時に少しでも湿っていると、時間が経つと、シワが出てきますので、気を付けて下さいね。
しっかり乾けば、これで出来上がり!
■□クリーニングで綺麗にならない時は、コーヒーで染めましょう□■

クリーニングしてもシミや変色が綺麗にならない場合は、コーヒーなどに漬けて染めると気にならなくなることも有りますので、是非試して下さいね!

普段、飲むコーヒーと同じように器に入れて、数分(私は3〜5分くらい) 時間を置きます。
その後、軽く水で洗って、絞ったら後は上記のクリーニングと同じように、アイロンで仕上げます。

※紅茶でも染めることも有りますが、コーヒーの方がアンティークのベージュに近い色に、染まると私は感じます。
ちなみに紅茶は少し黄色が強くなる気がします。どちらも試して、お好きな方をどうぞ!!

※アンティークレースは長い年月が経っていますので、既に生地が弱っているものもあります。そんな場合は漂白剤を使うと、更に痛むことも有りますので、高価なものや大切なものは、良く素材をご覧の上、考えてご自身の判断でお使い下さいね。

※アンティークレースの場合ほとんどが、コットンやリネンだったり、シルクだったりしますが、シルクは縮む事がありますので、気を付けて下さいね。そして本来この時代には無い、化繊や合繊が含まれている時は染色に無かなものも有りますので、ご注意下さい。

■上記のお手入れ方法は、あくまでも私が試している方法です。自己責任でお願いします。